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ワキガ臭がする!アポクリン腺はどこに多く存在しているの?

ワキガの臭いの原因となる汗は、汗腺の一つであるアポクリン腺から分泌されますが、アポクリン腺は、もう一つの汗腺のエクリン腺と異なり、分布している部分が決まっているので、そこを重点的にケアすれば、臭い対策に役立てられるでしょう。

 

アポクリン腺の大部分はワキの下に分布している

汗腺の中でもアポクリン腺から分泌される汗は、タンパク質や脂質など水以外の成分を多く含み、ワキガの臭いを作り出す雑菌が繁殖しやすいという特徴があります。

 

アポクリン腺は、毛穴、皮脂腺とともに存在するので、基本的に手のひらなど毛の無い部分にはありません。アポクリン腺の大部分はワキの下に集まっていますが、この他にも乳首周辺、陰部のほか耳の中や鼻の頭にもあります。

 

体を動かした直後や、夏に屋外でいるときなどにかく汗は、もう一つの主要な汗腺であるエクリン腺から分泌されます。エクリン腺は体内の熱を放出する重要な役割があるため、全身のほとんどの部分に分布しており、特に手のひらや足の裏、ワキの下には高密度に存在しています。

 

アポクリン腺の役割と分布位置の関係

ヒトの場合はエクリン腺のほうがアポクリン腺よりも数が多いのですが、人間と霊長類を除けば、アポクリン腺のほうが圧倒的に多く、エクリン腺は体のごく一部にしかなかったり、エクリン腺を持たない種もいます。

 

これは、高度に発達した脳は熱が発生しやすいため、熱を発散するエクリン腺が脳とともに進化したと考えられています。一方のアポクリン腺は、動物にとってフェロモンを発生させる重要な腺です。

 

現代社会に生きる人間にとっては、アポクリン腺の臭いはワキガ臭として嫌われていますが、他の動物にとってはアポクリン腺から分泌されたフェロモンは、個体を識別したり、異性を惹きつけるといった社会的なつながりを生み出す役割があります。

 

このため、アポクリン腺は臭いを感じる鼻に近い位置や、性的アピールがしやすい場所に分布しています。

 

ヒトにとっては、アポクリン腺はもはや不要な器官として退化してしまっており、日本人の場合、ワキガ臭を発するアポクリン腺を持っている人は全体の10%程度と言われています。

 

まとめ

アポクリン腺にはこのような特徴があるため、臭いケアを行う場合は、アポクリン腺の多いワキの下を重点的に対処すると良いでしょう。

 

アポクリン腺の汗は、元は個体の識別に役立つフェロモンであったことから、体臭に関してあまり神経質にならず、個性の一部として捉えることも大切です。

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