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汗の量を減らしたい!エクリン腺は手術で除去できるのか?

発汗は自律神経で調節されているため、自分の意思で出したり止めたりすることは難しく、止めたくても止められない多汗や臭いなど汗の悩みを抱えている人も多くいるでしょう。

 

しかし、臭いのもととなる汗を分泌するアポクリン腺は手術で除去できることが知られており、ワキガは病院で治療を受けることで改善することができます。

 

アポクリン腺と同じように、多汗の原因となるエクリン腺も手術で取り除くことができるのでしょうか。

 

手術によるエクリン腺の除去は困難

アポクリン腺は毛根部に存在し、ワキの下や陰部、耳の穴など分布している場所が限られいます。また、腺自体が大きく、存在が分かりやすいので手術の際は、肉眼で確認しながら除去することができます。

アポクリン腺を除去する手術では、ワキの下に4センチほどの切れ込みを入れて、そこから皮膚を引っ張って裏返し、アポクリン腺の集まっている部分をハサミで切り取っていきます。

 

アポクリン腺は、皮膚下層の真皮と皮下脂肪層の間に分布しており、皮下脂肪層と薄い膜で区切られているので分離しやすく、手術でほとんど取り除くことができます。

 

エクリン腺はアポクリン腺と異なり、真皮に埋まっているので、除去しようとすると、真皮ごと削り取らなくてはなりません。真皮が傷つくと傷の回復に時間がかかり、ワキのひきつれや、潰瘍ができる可能性があります。

 

また、エクリン腺は腺の大きさが小さく、多量に分布しているので、直視することが難しく、除去できる腺の数がはっきりせず、手術の効果が不安定だと言われています。

 

汗の量を減らす治療法

日常生活に支障があるほどの多汗症は、皮膚科や美容外科などで治療することができます。手術以外にも汗腺を塞ぐ外用薬や、自律神経のバランスを整える内服薬、ボトックス注射などの治療法があり、汗の程度が軽度であれば、これらの治療法で解決できることもあります。

 

これらの治療法で効果が無かった場合は、手術による治療を行いますが、エクリン腺を直接取り除く方法以外に、汗を出す指令を伝える交感神経の一部を切断する手術が行われます。

 

交感神経の切断は、内視鏡手術で行うことができるので、汗腺を取り除く手術に比べて手術の後が小さく、手術時間も短くて済みます。

 

このようにエクリン腺をは減らす手術だけでなく、より効率よく、体への負担が少ない方法もありますので、汗の量が気になる場合は、病院で相談してみましょう。

 

まとめ

主に体温調節のための汗を分泌するエクリン腺は、手術で大部分を除去できるアポクリン腺と違って、体全体に分布しており、真皮に埋まっているため、手術では一部分しか除去することができず、汗の量を減らす効率もあまり高くないと言われています。

 

エクリン腺を除去する手術だけでなく、病院では外用薬や注射による対策もできますので、汗の量でお悩みの方は、病院を受診してみると良いでしょう。

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