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エクリン腺から出る汗で細菌が繁殖!臭いを強くしない為に!

皮膚表面から汗を出す汗腺には、主にエクリン腺とアポクリン腺と呼ばれる2種類があります。エクリン腺から分泌される汗は、ほとんどが水分で臭いが少なく、アポクリン腺の汗はタンパク質や脂質を含むため、雑菌が繁殖して臭いを発しやすいという特徴があります。

 

しかし、汗の質によってはベタベタして臭いを発しやすく、アポクリン腺から分泌される汗の臭いを強調させることがあります。

 

エクリンから出る汗の役割

エクリン腺から分泌される汗の重要な機能の一つが体温を下げることです。通常、私たちの身体の体温は37度前後に保たれていますが、運動や消化・吸収などの代謝活動、外気温の変化などで体温が上昇します。

 

すると脳の視床下部にある体温調節中枢から、自律神経系に命令が下り、血流を変化させたり発汗が促されます。皮膚に分泌された汗が蒸発するときの気化熱によって、体表面から体内の熱を放出しているのです。

 

エクリン腺の汗が臭う理由

エクリン腺の細胞が汗を作る際は、隣接した毛細血管から水とナトリウムを吸収し、汗のもととして腺の中に分泌します。分泌された汗のもとは、体表面に放出される前に導管という細胞でナトリウムが吸収されるので、皮膚に分泌される汗はほとんど水分のみになっています。

 

ところが、一度に多量に発汗して、ナトリウムの回収が追い付かなかったり、汗腺の機能が低下して再吸収がうまくできなかったりすると、ナトリウムなどのミネラルや尿素などが多く含まれた濃い汗をかいてしまいます。

 

濃い汗は蒸発しにくいので、雑菌が繁殖しやすく臭いを発したり、ベタつきが目立つなどの特徴があります。

 

汗腺機能を向上させる方法

そこで濃い汗をかく原因となる汗腺の機能低下を改善すれば、エクリン腺の汗の臭いを軽減できると考えられます。

 

人間の体にはおよそ300万個のエクリン腺が分布していますが、空調で室内の温度管理がされている現代では、汗をかく機会が少なく、実際に働いているエクリン腺は半数程度であると言われています。

 

このため、大量に汗をかいたときに1つのエクリン腺にかかる負担が大きく、水分以外の成分の再吸収が低下して濃い汗を分泌してしまいます。汗腺機能を鍛えるためには、普段から適度に汗をかいておくことが大切です。

 

夏はシャワーだけで済ませがちですが、湯船に入って体を温めたり、空調の温度をできるだけ下げ過ぎないようにしたり、定期的に運動を行って汗腺を活性化させておきましょう。

 

まとめ

エクリン腺から分泌される汗は、ほとんどが水分であるため、臭いが少ないと言われていますが、汗腺の機能が低下していると、通常より濃い汗をかくので雑菌が繁殖しやすく臭いが発生してしまいます。

 

ベタつきがなく臭いの少ない汗をかくには、日頃から適度に汗をかいて、汗腺の働きを活発にしておくことが大切です。

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